フーリア美術館 ; Freer Gallery of Art

1050 Independence Avenue Southwest, Washington, DC
http://www.asia.si.edu/

チャールズ・ラング・フーリアは1890年頃ジェームズ・マクニール・ホイッスラーという1人の画家と知り合うことから、東洋美術へ強い関心を抱くようになり、日本美術を中心として収集をはじめました。その後10年を掛けて約1500点もの作品を集めたフーリアは、その源泉が中国にあること気付いていきます。1900年代に入ると、本格的に収集に力を注ぐため事業から身を引き、日本や中国を中心に彼自身が旅行して、各地の収集家や美術商から直接美術品を買い集めていきました。その結果、1919年に歿するまで、1667点(中国458点、日本823点、朝鮮237点、近東149点)もの東洋陶磁を収集するに至ります。コレクションの中心は漢・宋時代のものが多く、意外にも同時代のコレクターが競って集めた清朝磁器は見られません(死後基金の収集によって一部加えられる)。その背景にはボストン美術館の東洋美術部長であったアーネスト・フェノロサとの交友の中で生まれた、日本的な美意識が少なからず影響していると考えられます。

スミソニアン・インスティテューションにおける一つの美術館として1923年5月に開館。その後も基金を使いながら収集の充実を図り、現在では殷代青銅器から清朝磁器に至るまであまねく作品を収蔵しています。青銅器は常設として、中国陶磁器はテーマを持たせた企画展示をしながら展示替えを行っています。中庭を中心とした回廊式の建物で順路も分かりやすく、作品を見逃すこともありません。照明の光度もしっかりあるので作品はじっくり見ることができます。この美術館の作品は遺言により他の場所への貸し出しが禁止されており、この場所でしかみることができません。尚、サックラー・ギャラリーとは地下通路でつながっています。

 


<展示室>

<孔雀の間>